-夏至 / 小暑 / 大暑-
梅雨明けのころ、空は次第に高く澄みわたり、草木は力強くその背を伸ばしていきます。
風にそよぐ稲、太陽の光をいっぱいに受けて実りを増す畑の野菜たち。
虫の声が賑やかさを増し、川辺にはトンボの姿も見えはじめます。
季節は夏至を迎え、小暑、大暑へと歩みを進め、本格的な夏がすぐそこに。
夏至は、一年のうちで最も昼が長く、太陽のエネルギーが満ちあふれるとき。
自然界には生命の力が勢いよくあふれ、すべてが光に包まれていくようです。
もし地球が呼吸をしているとしたら――
冬至から夏至までは、ゆっくりと息を吸い込む時間。
そして、夏至のころには、胸いっぱいに吸い込んだ息が広がり、自然も、私たちのからだも「満ちる」感覚に包まれます。
ここからは、そっと息を吐き出すように、内なる巡りを整えていきましょう。
この時季に旬を迎えるのは、きゅうり・なす・トマト・さやいんげん・みょうが・しそ・とうもろこしなど、みずみずしい夏野菜たち。
水分をたっぷり含んだこれらの野菜は、体の内側から熱をやわらげ、涼を届けてくれます。
また、紫外線対策や美肌を意識するなら、ビタミンCが豊富なゴーヤやピーマン、抗酸化力の高いトマトやブルーベリーも心強い味方に。
体が重だるい、食欲がわかない…そんなときには、冷たすぎないスープや、出汁をきかせたやさしい味わいのごはんが、心とからだを穏やかに整えてくれます。
今回ご紹介するレシピは、旬の夏野菜とソイミールを使った“焼き浸し”。
じっくりと焼いた野菜の香ばしさと、しみじみと染みわたる出汁のうまみ。
冷やしても、常温でも、からだにすっとなじむ、やさしい一品です。
暑さで食欲が落ちているときにも、不思議と箸がすすむ、夏のごちそう。
彩り豊かな旬の野菜とともに、どうぞお楽しみください。
夏野菜とソイミールの焼き浸し
【材料】
☆出汁 300ml
☆薄口しょうゆ 大さじ2
☆本みりん 大さじ2
☆梅干し 1個
LOVEGソイミール(フィレタイプ) 40g
薄口しょうゆ 大さじ1/2
油 大さじ3~
小茄子 2個
万願寺とうがらし 6本
ズッキーニ 1/2本
さやいんげん 8本
みょうが 2個
薬味(三つ葉、青ねぎ、大葉など) お好みで
【作り方】
➀ 浸し地を作る。みりんは耐熱皿に入れて、電子レンジに30秒程かけて煮切る。☆の材料を合わせる。
② LOVEGソイミールは熱湯に5分つけてもどす。水気をきり、薄口しょうゆをやさしく揉みこむ。
③ 野菜を切る。小茄子は縦半分に切り、斜めに隠し包丁をいれる。万願寺とうがらしはフォークで穴をあける。ズッキーニは1cmの輪切り、みょうがは4当分に切る。さやいんげんは筋を取り除く。(薬味はお好みの大きさに切る)
④ フライパンに油を熱し2のソイミールと3の野菜を焼く。焼き色がついたら取り出し、熱いうちに1の浸し地に入れる。(みょうはサッと焼くか、生のままでも)
➄ 器に盛り付け、好みの薬味をのせる。
・野菜はお好みのもので。皮を湯むきしたトマトや、パプリカもおすすめ。
・たっぷり作り、1晩冷蔵庫で冷やしても美味しい。
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