―秋分 / 寒露 / 霜降―
澄んだ空気に包まれ、朝晩の風がひんやりと感じられるようになりました。
黄金色に実った稲は頭を垂れ、畦道には真っ赤な彼岸花が咲き、秋の景色をより一層鮮やかに彩ります。刈り取られた稲の香ばしい匂いと、風に揺れる稲穂の姿──この季節ならではの光景に心が和みます。
秋分を過ぎれば、昼より夜が長くなり、自然はゆっくりと冬へ向かって歩み始めます。
やわらかな陽の光、夜空に浮かぶ澄んだ月。その移ろいに合わせて、私たちの体も少しずつ整えていきたいものです。
この時期は、夏の疲れや冷たいものの摂りすぎで胃腸が弱ったり、乾燥で喉や肌に不調を感じやすい頃でもあります。そんなときこそ、きのこや豆類、穀類といった旬の食材が心強い味方に。きのこの食物繊維は腸を整え、豆類はたんぱく質を補いながら体をやさしく温めてくれます。自然は常に、私たちを健やかにしてくれるものを季節ごとに与えてくれます。
今回ご紹介するお料理は「きのことソイミールの薬膳風スープ」。
数種類のきのこにソイミールを合わせ、生姜で体を温め、くこの実で潤いを、松の実で良質な脂とビタミンEを添えました。
乾燥にも冷えにも寄り添い、心身をやさしく包み込む一杯です。きのこの種類を変えれば、味わいに奥行きが生まれ、季節の楽しみも広がります。
秋分から霜降へと続くひと月あまり。
自然の移ろいに寄り添いながら、冬を迎える準備を少しずつ始めていきましょう。
旬の恵みをいただく時間が、健やかで穏やかな日々へと導いてくれます。
きのことソイミールの薬膳風スープ
【材料】2~3人分
LOVEGソイミール(フィレタイプ) 50g
お好みのきのこ 200g
(ひら茸、舞茸、花びら茸、えのき、たもぎ茸)
白ねぎ 1本
生姜 1片
ごま油 大さじ1
☆干し椎茸 2~3枚
☆出汁昆布 3g
☆水 500ml
酒 大さじ2
醤油 大さじ2
塩 少々
クコの実、松の実 適量
【作り方】
(事前に☆を合わせて、冷蔵庫で一晩置く。)
➀ LOVEGソイミールは熱湯に5分つけてもどす。水気を軽く絞り、食べやすい大きさに切る。
➁ きのこ類は石づきを取り、食べやすい大きさ切る。(大きいものは軸の部分から手で割くと、より味わい深さがアップ)白ねぎは斜め切り、生姜はみじん切りにする。
③ 鍋にごま油を熱し、生姜を炒める。香りが立ってきたら、ねぎ・きのこ・ソイミールを加えて焼きつけるように炒める。(あまり動かさず、焼き色がついたら返すイメージ)
④ ☆と調味料を加えて、15分程煮る。仕上げにクコの実・松の実を加えて完成。
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